重要文化財「京都府庁旧本館」



容保桜(かたもりざくら)

 

京都は43日から5日連続で雨の予報なので、予定を変更して42日に「容保桜」を見に出かけた。

重要文化財「京都府庁旧本館」は、明治37年(1904)日露戦争開戦の年1220日に竣工した。昭和46年まで京都府庁の本館として、また、現在も執務室や会議室として使用されている。創建時の姿をとどめる現役の官庁建物としては日本最古のものだ。

旧本館中庭の「祇園枝垂れ桜」がメインツリーなのだが、ここではネーミングの良さからか「容保桜」が有名だ。実は328日(土)にここを訪れた時には「祇園枝垂れ桜」が5分咲きで「容保桜」はまだつぼみの状態だった。翌日からぐっと気温が上がりあっという間に「容保桜」は満開になった。


「祇園枝垂れ桜」3月28日撮影。


「容保桜」4月2日撮影。


京都府庁旧本館の2階から見た「容保桜」


 

 

 

松平容保は高須四兄弟の一人で、血統的には水戸藩中興の祖と言われる6代藩主徳川治保(はるもり)の子孫で水戸藩とも繋がりがある。

 

文久2年(1862)松平容保は京都守護職に就任し、孝明(こうめい)天皇の信頼厚く、一時は順風満帆に見えたのだが、孝明天皇が没した後に容保と会津藩に悲劇が待っていた。幕末で最も有名な悲劇の一つなので、詳細は割愛する。京都守護職の上屋敷があった跡地に京都府庁の建物が建てられた。

 

 年を経て待つも惜しむも山ざくら 心を春はつくすなりけり (西行)

  

「祇園枝垂れ桜」4月2日撮影。


「容保桜」の説明版。


帰途JR二条駅前広場の「枝垂れ桜」が立派だったので写真に収めた