11月10日(日)10時に伏見桃山駅(京阪本線)をスタートし、北に向かって歩き、ちょうど11時に伏見稲荷の大鳥居に到着した。そこから15分ほどで東福寺の臥雲橋(がうんきょう)に到着する。思いのほか紅葉が進んでいて、当然のように観光客も増加していた。伏見桃山駅から東福寺まで約1時間15分。
臥雲橋から通天橋を写真に収めた。
この2日間、東福寺と清水寺を訪れたのは、元和9年(1623)徳川家光・松平頼房が伏見城を出発して通天橋と清水寺を、徒歩で訪れることが可能かどうかを確認する旅だった。2時間ほどで伏見城から清水寺に到着するので、徒歩は十分可能だと思う。徒歩で往復4時間は大変と思われるかもしれないが、現代人とは時間感覚が違い、当時の人たちにはそれほどの距離ではなかったのではないか?「後楽園」に書いた「伏見城から東福寺・清水寺を訪れた時の感激が、後楽園作庭の動機になった」という仮説は十分現実味があると思われる。