民間発掘調査会社の京都平安文化財(京都市伏見区)は18日、豊臣秀吉が造営した伏見城の初期段階にあたる指月(しげつ)城とみられる石垣と堀が、見つかったと発表した。城の中心部が確認されたのは初めてで、「幻の城」とされてきた指月城の存在をより確実にする貴重な遺構となる(京都新聞6月19日)。
城中心部西側の石垣とみられ、南北約36メートルに渡って発掘された。洛中の聚楽第跡で確認された石垣と様式が酷似しているという。
発掘調査が終了した後に、遺跡は埋め戻され、マンションが建設されるようだ。
現地説明会は20日午後1時30分~3時30分。観月橋団地の中で開かれるが、一足先に発掘現場に向かった。
現地説明会の終了後に詳細を記すが、とりあえず発掘現場を写真に収めることができたので、一部公表する。
無造作に置かれた発掘された石垣の一部。石に番号が振られていないところを見ると、元に戻されないのだろう。
指月岡の頂上付近。このあたりに本丸・天守があったのだろうか。マンションの右手(西側)で今回指月城の石垣と堀が発見された。
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